アーカイブ | 2015/07/12

アンセリンの疲労回復効果

マグロやカツオなどの回遊魚は他の魚類とは異なり、身体の中に浮き袋を持っていません。なのでマグロやカツオは絶えず泳ぎ続けなければならないのです。それを可能にしているのが筋肉中に多量に含まれるアンセリンだといわれています。

筋肉の疲労回復にアンセリンとカルノシンが関係していることがわかっています。人をはじめとする哺乳類ではカルノシンの割合が多く、マグロやカツオではアンセリンの方が非常に多くなっています。また、鳥類もアンセリンの割合が多く、渡り鳥が長時間飛行することを可能にしているのがアンセリンの働きと考えられます。

アンセリンの抗疲労効果が回遊魚や渡り鳥の連続運動を可能にしていますが、アンセリンの抗酸化作用も注目されています。抗酸化作用は活性酸素による身体の老化を防ぐ働きがあります。活性酸素は身体の細胞やDNAを傷つけ老化を促進してしまいます。

また、近年ではもうひとつの老化原因である糖化作用が注目されています。血中の糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合して細胞を変質させてしまう現象です。これも老化の大きな原因となっているとされています。アンセリンにはこの糖化を抑制することがわかったのです。

アンチエイジングには酸化と糖化の二つのことに留意しなければなりませんが、アンセリンには酸化と糖化の両方を抑制することが出来るのでアンチエイジング効果が期待できます。

さらにアンセリンには尿酸の産生を抑制するとともに過剰な尿酸の排泄を促進する作用があるといわれています。尿酸のコントロールは痛風患者にとっても朗報なのではないのでしょうか。

投稿日: 2015/07/12 カテゴリー: 健康